2009年12月30日水曜日

Windows 7 64bitでrubyやmingwやPowershell ISEなどもろもろ

重要(Update)
以下に記載されたものは、環境構築がうまく行かず、最終的に断念しました。現状gemをうまく動かせていません。rubyの64bitバイナリが独自ビルドされたものという事で、少しずつ環境を整備しながらの構築にはもっと時間とスキルが必要でした。最終的にはAptanaStudio+JRubyの方向に切り替えました。
以下は、断念するまでの記録という事になります。有用な情報でない事をあらかじめご了承願います。

Win7にアップデートしたものの、プログラミングらしいことは何一つ行っていないことに気づき、せっかくの休みを使って勉強がてら。
  • rubyはruby on railsでちょっとだけ触った事がある程度
  • mingwは使ったことがない
  • PowerShell ISEなんて、存在自体しりませんでした
こんな状態で、Herokuにアプリケーションを作ってみようとするなんて、我ながら詰め込み過ぎ。ぶっ込みこそ我が人生。さらに、なぜか「64bitNativeにこだわる」、と初めてしまったので、着手そうそうから、すでに終わりが見えません。
とりあえず、実施した手順を示します。
手順(予測)はこんなところです
  1. 1.mingw環境を構築
  2. 2.mingw環境にruby on rails開発環境を構築
  3. 3.mingwにheroku環境を構築
  4. 4.herokuにSinatraを入れて静的ページでもよいから何か作ってみる
前提条件としては、
・nmakeが実行可能であること。VCのコンパイラが使えること。
VisualStudioの開発環境が入っていれば、これらのモジュールへのパスを通してやればmingw上で動くrubyもこれらを使ってコンパイルするようになります。rubyのgemなどは、コンパイルとリンクにより環境に使用するモジュールパッケージ(gem)を入れるので、コンパイルの環境が必要になります。なお、私の環境にはVisualStudio 2010betaしか入っていないので、このコンパイル環境を拝借する事になります。
  1. mingwをインストール
    Browse MinGW-w64 - for 32 and 64 bit Windows Files on SourceForge.net
    から、適当と思われるzipファイルをダウンロード。bz.tarなどのファイルがあったが、解凍ツールを導入する面倒さを考えれば、win標準のzipで使えるものにしたかった。
    screenちょっとよくわからないが、上の画像で選択されているzipを解凍すれば、\x86_64-w64-mingw32\binにgcc.exeとか、聞き覚えのあるプログラムがあるので、各プログラム単体では動きそうです。
    まずはこのあたりから、ruby環境を構築していきます。なお、このBlogエントリ内では「B:\mingw」というフォルダをルートパスとします。

  1. ruby 1.9.1をダウンロードします。x64ネイティブにすると誓いをたてた関係から、ruby本体も64bitバイナリを下記からダウンロードします。
    Release - Ruby-mswin32 (ja)
    リンクのコメントには32bitとありますが、64bit版も用意されています。
    ダウンロードしたZIPは、適宜わかりやすいフォルダに展開しておきます。このblogエントリ内では「B:\ruby64」というフォルダをルートパスとします。

  2. 普通ならmsys+mingwが普通の取り合わせでしょうが、Powershellというのが有ったなと思い出しました。ですので、今回はWindows 7に標準搭載されたPowershell ISEを使ってみます。
    こんな画面です。screen_1
    スタートメニュー(Windows7はスタートという文字は出ていないが)から起動するPowerShell ISEの作業フォルダは「C:\Users\<ログインユーザーID>(実際の設定は%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%)」で、起動のたびにいちいちパスを入れ直すことになり面倒なので、PowerShell_ISE.exeのショートカットを作り、作業フォルダをB:\mingw\x86_64-w64-mingw32\binなどとしてやると便利でしょう。(方法の詳細は割愛します)

    上の画像は、タイトルが「コマンドプロンプト」などとなっていたりしますが、作成したショートカットの名称が表示されているだけなので、あまり気にしないでください。ここまで至るまでの紆余曲折試行錯誤が現れているだけです。

    このISEには、作成したシェルスクリプトをデバッグする機能もあるようなので、今後の展開に期待できます。ただし、今回はそこまではしません。
  1. 環境変数PATHにrubyのバイナリがあるパスを追加します。たとえばB:\ruby64\binなどと追加します。
  2. さらに環境変数PATHに、nmakeなどのVCコンパイル環境へのパスを追加します。私の場合、VisualStudio 2010betaの環境だったので、"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\bin\amd64"というパスを追加しました。

  3. zlib.dllが必要です。ruby.exeが64bitネイティブである以上、dllも64bitにしてやる必要があります。このライブラリが無かったり、32bit版ライブラリしか無かった場合、多くのgem操作でエラーになります。64b itと32bitのそれぞれ別のアプリケーション実行空間を持っているといえるので、exeとexeから呼ばれるdllは必ずビット数をそろえてやる必要があります。
    ZLIBの64bitネイティブライブラリは下記からダウンロードできます。screen
    ZLIB DLL Home Page  
    解凍後のzlib123dllx64\dll_x64フォルダにあるzlibwapi.dllを、rubyのbinフォルダ、たとえば、「B:\ruby64」以下のbinフォルダなどに追加してやります。先ほど環境変数PATHに同様のパスを追加したので、ここに配置するのが良いでしょう。 その際ライブラリのファイル名をzlibwapi.dllからzlib.dllに変えてやります。
環境変数PATHを変更したので、すぐ反映させる為にも、一回再起動します。しました。 再起動は必須でないかもしれませんが、PATHの反映が遅れるケースもどこかで見た気もしたので、私の場合は都度再起動するようにしています。

眠さのあまり意識がもうろうとしてきたので、今日はここまで。明日に続きます。

オーストラリアの首都ではないシドニー

カンガルー見たさという訳でもないですが、ここ数年のうちに計2回ほどオーストラリアに行く機会に恵まれました。
一回目は、首都っぽさ満載のシドニー。二回目は語学留学と称して1週間ほどホームステイしたケアンズ。

さすがに、シドニーが首都でない事くらいの前提知識はあったのですが、いざシドニー空港からおりてみると、その都会ぶりに驚いた。そして、ここが首都でないとはどうも信じられない。妻の言葉を借りれば「納得感が薄い」という事になる。

シドニーは、さまざまな魅力ある観光スポットが存在し、あらゆる人種が行き交い、その様子はまさに大都会そのもの。でも首都ではない。

一方キャンベラは首都としての歴史も浅いらしく(1960年)付近に目立った観光スポットも無いようです。オーストラリアに出張などが無い限り、キャンベラだけを目指して旅行する機会はなさそう。

もう年の瀬。
例年同様、首都でないシドニーでは花火やパレードなど、盛大な年越しパーティーが繰り広げられる模様。(http://www.cityofsydney.nsw.gov.au/nye/2009/default.asp
残念ながらUstreamの中継で満足するしかないですが、一度は現場でオージーと一緒に新年を祝ってみたいものです。(この時期の馬鹿高い渡航費を払うほどの所得が必要!)

ケアンズでのバンジージャンプ体験については機会があれば後ほど。

2009年12月3日木曜日

Google日本語入力を活用してみる

本当に使えるモノなのか、いろいろ試してみようとしています。
普段はATOKを使っているので、省入力もさほど驚く機能ではなく、携帯の漢字変換で見慣れているせいもあり、ありふれた機能と言えます。また、キーボードで入力している分には、省入力を使うよりどんどん打っていくほうが早いし、サジェストのウィンドウも今のところは邪魔なだけで、まだその優位性は見えてきません。
などと入力しながらもサジェストは次々表示されていきますが、どうも、変な、言葉ばかりが(ばかり、と打ってバカリャウとかでてくる。バカリャウってなんだ?)サジェストされます。

・・・

これ使えるか?

どうも、違和感というか、馬鹿にされているような気がするというか・・・。
すくなくとも、面白すぎるサジェストは仕事の邪魔にしかならない。ならないと打って”鳴らない電話”とか出る。なんとなく切ない。
違和感の根本はどこかと考えると、ひとつには、出てくるサジェストがひたすらキーワード的な所。
キーワード検索と文書作成は、本来まったく違う作業であるはずなのに、このIMEはそれを一切区別しないで、ひたすら奇っ怪な検索キーワード的サジェストばかりを繰り出してきます。文脈は一切無視の無法地帯です。
もう一つには、このIMEを使いこなすには使用者側も、これに最適化していく必要があるという所です。これはすでに明白なことだと思います。
個人個人あって良いはずの文章作成のスタイル、それが、検索キーワード的な単語のみで画一的な構成になるよう、箍にハメようとしている、そんな気がしてくるのです。
このIMEには、Google検索とサジェストのメカニズムを流用していると言います。当然、辞書のソースは、いままでの検索キーワードを使っているのでしょうが、その検索キーワードが”鳴らない電話”とか、そんなものばかりなのかと考えると、日本のインターネットへの憂いを禁じ得ません。

それと、日本Googleの技術力の高さは十分伝わるのですが、海外で次々と展開するサービスと違って、これはさほどスマートさを感じさせません。
クラウドがなにか画期的な手法で活用されているのかと思いきや、ネットワーク通信はしないそうです。
儲けの仕組みもどこにあるのかわかりません。なにかを変えるようなイノベーションとも思えません。
それとも単に、ATOKのシェアを奪いたかっただけなのでしょうか?そりゃ無償のIMEが増えれば、ATOKのパイは減るのは当然であり、それに抵抗する事はできませんが、そんなことして何になる?何がしたいの?

方向性が不明で、何の為に出したものなのか、まったく見えてこない。それが今現在の感想です。
私自身、まだしばらくはATOKを使い続けるでしょう。

※バカリャウは食べ物のようです。

移動カード決済サービス 「Square」

Twitter日本の有料サービスがあまりにも考え無しな事にあきれ果て、

要はあれだ。
海外でいえば、アシュトン・カッチャーのつぶやきを見るには、サーバとクラウドのパスワードを”password"にしてしまう会社に、個人のクレジットカード情報を預けておく必要がありますよ、という事です。

などと書いてしまった手前、非常にバツが悪いのだが、Twitterのファウンダーの一人Jack Dorseyが、非常に画期的なクレジットカード決済の仕組みを作ってしまった。その名もSquare。

http://jp.techcrunch.com/archives/20091201jack-dorsey-square/

iPod touchやAndroidなどの主要携帯端末にカードリーダを取り付け、まさに実物のクレジットカードを使って決済できるというサービス。
このサービスの画期的なところは、「高価なクレジット決済端末を導入する必要が無い」事、「ウェイターの手元で決済ができる」事、この2点だといえます。

店側でクレジットカード決済できるようにするには、店側が顧客のクレジット決済の手数料を肩代わりして支払うほかに、高価なクレジット端末を導入する必要があります。まぁ、カード支払いの頻度が比較的少ない店舗はカード決済手数料を請求される場合も有りますが、複数のカード会社に対応したカード決済機を店側が購入したり借りたりする手間を考えると、カードが使えない事に対してお店に不平不満をいう事はできません。
Squareなら、iPodTouchさえあればお客さんにカード決済サービスを提供できるという事です。「高価なクレジット決済端末を導入する必要が無い」事は、新興・小規模小売店にとって大きなメリットとなります。

2つめのメリットとして、アメリカのレストランのようにテーブルに1人付くウェイターが、カード決済の際に、いちいちレジブースに行き来しなくとも、その場でカード決済をしてくれるようになります。
海外の大きめのレストランでカード決済してもらった時、いつまでたってもウェイターがテーブルに戻ってこなかった経験が有りませんか。
あれは、レストランに2-3台しかないクレジット決済機を取り合い、クレジット決済機が空くまで待たされている為です。
Squareを使えば、ウェイターがレジブースに移動する手間を省くことができるばかりか、仮に店内の全ウェイターが一度にカード決済のリクエストしても、クラウド上に存在するサーバによって多数の決済要求を受け付け、同時並行で決済サービスを完了させる事ができ、決済機が開くまで待つ必要がなくなるという事です。

「ウェイターの手元で決済ができる」事は、お客さんにとってもメリットですが、ひいては店側にとっても顧客の回転率を上げるというメリットにつながります。ただこれは、日本のようにレジ前でカード決済を律儀にだまって待つような土地柄・風土では例外ですかね。

日本でサービス開始予定は判りませんが、カード決済のパラダイムを変える発明かもしれません。大ヒットサービスになる予感がします。

2009年11月29日日曜日

Twitter日本が有料コンテンツ制導入(のちに報道否定)

TechCrunchでは、成功する可能性もある、としている。

要はあれだ。
海外でいえば、アシュトン・カッチャーのつぶやきを見るには、サーバとクラウドのパスワードを”password"にしてしまう会社に、個人のクレジットカード情報を預けておく必要がありますよ、という事です。

Twitterは当初、ベースとするアーキテクチャーはそれほど高度なものではなくて、それでも十分有用なサービスとして成立しているものであり、ある種、そのユルさ具合が心地よかった部分もあったといえます。
だからパスワードがpasswordでも、まぁ良いか、とか許されたり、そんな会社やサービスが有っても良いよね、ぐらいに個人的には思っていた。そういうユルいサービスだから、セレブや一般ユーザーも気軽につぶやけるわけであり、ユーザーに課金するモデルとはどうにも相性が悪い、そんなふうに思います。

Degital Garage社によって報道はすぐ否定されましたが、たしかに否定的リアクションの多さに圧倒され、立場を補正したという見方もできそうです。
あるいは株主向けに説明する、ある種、オッサン受けする簡単で浅薄な事業アイディアをつけくわえなければならない状況があったという事か。
いずれにしても、もともと課金など考えてもいない人気サービスに出資している手前、なんとかお金を儲けさせる手段はないかと、すぐに課金指向で考えてしまう。そういう発想は単なる手抜き発想であり筋が悪い考え方だといわざるを得ない。その手抜き発想が、一時的とはいえ海外メディアにまで報道されたのが、なんとも不覚ですねぇ。

UStream.tv

ustream.tvで検索しても、なぜか直接リンクする結果が出ない日本ですが、DelasoulのDUGOUTはいつもみています。というより聞いています。

SALUTE!

2009年11月28日土曜日

デスクトップに鳩

せっかくWindows7にしたので、デスクトップ上にガジェットをおいてみる事にした。
貧乏人の分際でデュアルディスプレイなので、普段使わないほうのディスプレイになら、いくつか配置してもよかろうと思ったわけです。

探してみると、CPUメータだの、カレンダーだの、少しもおもしろくないものばかり。時間の無駄っぽいのでガジェットはもういいかと思い始めたころ、偶然出会ってしまったのが、この「はとぽっぽメモ」でした。

メモ帳もしくは付箋として使うといったものですが、右下の鳩をクリックすれば、このように粋な台詞をつぶやいてくれます。最高。これで私のガジェット探しに費やした時間も無駄にならずに済みそうです。

週刊アスキーにも掲載されていたようですね。(トラックバック)

2009年11月19日木曜日

「首都がシドニーでないオーストリアにはカンガルーはいない」

・オーストラリアの首都はシドニーではない
・オーストリアにカンガルーはいない

オーストラリアとオーストリアを間違える日本人をおもしろいと考えたウィーン市民が、日本人向け土産物にタイトルのようなメッセージTシャツを売り出す事を検討しているそうです。

オーストリアとオーストラリアを聞き間違える日本人は多そうですが、さらにオーストラリアの首都がシドニーだと勘違いしている人もいるらしい。
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200604010207126
カンガルーに情熱を注ぐ日本人がんばれ!

2009年11月16日月曜日

茂木健一の例の話題

4億円の申告漏れがわかったという話です。
雑収入を自身で管理できなかったという。

確かに、毎日あれだけのテレビに講義に出版にと、あれだけの仕事をこなしていれば、忙しいに決まっているわけで、確定申告に手が回らないのは容易に想像がつきそう。でもちょっとズボラだったかもね。

1年ごとにくる確定申告の時期が過ぎてしまうと、来年にはきちんといままでの分を申告しようと、そのときには思っても、のど元すぎてはまた翌年、というように先送りして、結局、3年目にはいい加減にしろと、税務署が乗り出してきたというパターンだった事が想像できます。

私のような一塊のサラリーマンには、講義を開催した際のギャランティがどのように支払われるのかなど知るよしも無いですが、仮に個人に直接支払われるような仕組みなら、あれだけの回数をこなして、その収入をいちいち帳簿に記してらんないし、めんどくさい、という気分にもなろうかと思う。

本来は、なんらかの事務所に管理をお願いするべきという事であり、それすらも先送りするくらい、仕事のオーバーロード状態というのがあり、それによってミスが発生した、と考えるのが妥当なところでしょう。
なのに、やれ「脱税だ」「詐欺師だ」と、なんとかつるし上げてやろうとする人たちがいるのも事実。脳とむりやり結びつけて、悦に入って喜ぶオッサンをさぞや量産する事でしょう。彼らはしょうもないダジャレだと気づいていない。

レッテルによって与えられた文脈においてどうベストを尽くすか、本人は大変だと思うが、個人的に興味があるのは、そっちのほうですね。

2009年11月12日木曜日

Windows 7 64bitを使いこなす

Vistaはとりあえずスキップするしかなかったのですが、Windows7は発売と同時にWebダウンロード版を購入。金欠故、HomePremiumです。

Vistaでは、フェードアニメーションや文字が徐々にガタガタずれながら表示されるような、本来まったく不要なリアルタイム描画機能があったが、アニメーション処理を排除し、いい意味でデチューンされて使いやすくなったといえます。

ソフト開発をやっている手前、Vistaの頃はOS対応でUACにはかなり泣かされたが、Windows7ではセキュリティを確保しながら、UACがうまく隠されているという印象。とはいえ、いまは主にインストール主体の作業だけなので、気にならないだけかもしれません。

使っていて思うのは、直前まで使っていた、XPのx64と違って、64bitOSであることを感じさせなくなったということ。ただ、これはOSの功績というより、OSの64bitへの移行環境がいよいよ整備されてきたからかもしれません。

かなり早い段階で64bitOSを特別扱いしない方針をMSがアナウンスしてたから、それがよかったのかも。ドライバもしっかりとそろっている。

使えるOSになって、本当によかったね。

2009年9月21日月曜日

春夏秋冬

9/19日で父になりました。

陣痛、出産に至るまでを連休前日という幸運もあって立ち会う事ができた。
前期破水したが、なかなか自然な陣痛が起こらずに、陣痛促進剤の投与となりましたが、妻も息子もがんばっていた。

しかし、あの陣痛というのは、一番つらいのは本人であるのは当然だけど、見てる方もつらい。
その時テレビに映っていた「世界ふれあい街歩き(アマルフィの回だった)」を気を紛らわそうとしている妻の姿を見て、涙が出てきそうになった。情けない事に。
母曰く、子供を産むという事は「目からスイカを出すぐらい痛い」とか。

陣痛でもんどり打つ妻を励ましながら、なぜか泉谷しげるの「春夏秋冬」の一節が自分のあたまの中で鳴り続けていた。

  • 今日ですべてが終わる
  • 今日ですべてが変わる
  • 今日ですべてが報われる
  • 今日ですべてが始まる

今日、陣痛を乗り切れば、妻は母になり、妊婦としてのつらさが報われ、そして子供と本当の意味での家族の人生が始まる。
今にして思えば、そんな事を春夏秋冬の一節が告げていたのかもしれない。

分娩室での立ち会い出産となり、なにも出来ずただガンバレとしか言えない自分でしたが、息子は無事生まれました。そのときの気持ちは、感動というよりも「唖然」という感じでした。あんな大きなものが人間から生まれて来るのかと。
一人の人間の父親として生きることのプレッシャーを、ほんの少し感じています。

2009年8月24日月曜日

アバクロ 日本に開店

12月、銀座に開店するそうです。
二,三年前なら喜んでいたでしょうか。
当時は、インターネットで買えたものの、ページはすべて英文だった。そして、実際には海外行ったついでに現物を見てから、自分への土産として購入する事が多かったです。
それに、当時のサイトは、今や当たり前となった、洋服のディテール表示、洋服の確認したい箇所をズームする機能も無かった記憶があります。よって現物を見ないまま購入するには少々不安がありました。

今はサイトの機能も充実し、日本語も一部で表示されるようになり、ここ一,二年で数回このサイトから購入したでしょうか。円高で安く買えたのも良かった。

とはいえ、どちらかと言えば普通の品質の製品にデザイン性を加味した付加価値で売るので、値頃感も少々薄く、傷の入ったジーンズがデフォルトというのも、少々使いでが悪い。個人的には別ブランドのHollisterの方が好みだし、なによりお財布に優しいです。

でも、一度は見に行くんだろうなぁ。

ネット通販に依存しているので、自分としては、GAP、含むバナリパ・Old Navy・PiperLimeを早く日本で購入できるようにしてくれ、と願うばかり。(現在は米国・軍のみ購入可)

2009年7月12日日曜日

eclipse galileo (x64)

JavaのプログラムをEclipseから数回デバッグ実行すると、Eclipseが落ちてしまいます。落ちると言うより、キレイに消えてなくまります。
x64エディションなんか使っているからなのでしょうか。
全プロジェクトをリビルドすれば、また、デバッグ実行できるようになりますが、数回でおなじように落ちる。

うーん。

2009年7月4日土曜日

GoogleDisktop版twitterクライアント

これはなにげにいいかもしれませんよ。
http://nako.cocolog-nifty.com/nakolog/2007/07/twitter_for_goo_89bb.html

2009年6月27日土曜日

ジャン・テリ

だいぶ前にYoutubeで見つけた、おそらく史上最低のミュージックビデオ。
ジャン・テリというミュージシャンです。

本人の歌唱力はもとより、そのあまりに雑な展開と、どう見てもホームビデオ的な機材で撮影した映像に、何度見ても釘付けになります。

まずは彼女を一躍有名にした、「ルージング・ユー」から。


単に旅行の様子を写したビデオとしか思えない。
なにがしたいのかさっぱりのカメラワークと、平坦なストーリー展開。
見終わった後、友人の結婚式ビデオを見せられたような「いたたまれない」気分になります。

次に、彼女の監督性を前面に押し出した「ジャーニー・トゥ・マーズ」。
スペースオペラ調です。


アルバム:ハイリスクより。
もはや、開いた口がふさがりません。

2作品とも、まったく悲惨な出来映えです。


たんなるオバハンにしか見えない彼女ですが、Facebookには彼女のファンページもあり、それなりに注目度は高そうです。とりあえず、ファンになっておきます。

こんなものをマーケットに投入できるツラの皮には感服します。

2009年6月25日木曜日

Eclipse Swordfish 研究開始

社内情報共有の取り組みとして、三ヶ月ほど前に、定例会議の中でESBの紹介をしてみた。
そのときは、OpenSource ESBの代表格として、「Mule」を、動作デモを交えて紹介してみた。
プレゼン後、いろいろ反響はあったものの、製品企画まで持ち込む事が出来なかった。

そればかりか、別の製品のマイナーバージョンアップ開発計画を出すようにと、不本意な指示が上から降りてきましたよ。
とはいえ仕事なので、不本意なりにがんばって計画を作ったものの、すんでのところで社長承認が降りずに、結局おじゃん。切ない。

気分を変える必要が有るので、前回のフォローアップもかねて、Eclipse Swordfishの研究に着手しようと思います。
テーマは2つ。
・最新のESB環境の研究
・プロプライエタリなESBアプリケーションの存在意義を探る

新しい取り組みを目指すなら、今の製品を少しよくするだけでは市場に何の影響も与えない、とみんなわかっているはず。企画にまで持って行けたら最高。

2009年6月21日日曜日

WindowsXPx64でiTunes8

iTune8は64ビットに対応しているらしいという事で、「やっと64ビットが一般化する日がくる」と感激したものです。

ダウンロード後セットアップして見ましたよ。したら、「WindowsXP SP2以降に云々」とエラーとなりインストールは中断。どうやら、64ビットに対応といっても、Vistaの64ビットだけだったようです。あるいは、インストーラに、きちんとしたOSバージョンの判断が実装されていないよいうです。

困り果てていたところ、以下のサイトを見つけました。
http://yukichigai.googlepages.com/iphonex64
(英文サイト)
上の情報を参考に、我がWindowsXP x64に無理矢理iTunes8を入れてみました。

手順は以下の通りです。

・iTunes8のインストーラを実行し中間ファイル(MSIファイル数個)を待避する
・Orca(ttp://support.microsoft.com/kb/255905/ja)でmsiを編集しOSチェックを除外する
・インストールする

まず、iTune64bitバージョンのインストーラをダウンロードする必要がありますが、日本語版Appleのサイトには、なぜかリンクが無い。
64ビット版Windows Vistaは、iTunes 8 64ビットインストーラが必要

で、どこに有るのかが記されてない・・・。

しょうがないので、USAサイトからリンクを探し出します。それが以下です。

http://support.apple.com/downloads/iTunes_8_2_for_Windows__64_bit_

上記のアドレスからセットアップモジュールをダウンロードして、まずはセットアップを一回実行します。
「WindowsXP SP2以降に云々」とエラーが表示されます。OKボタンのクリックを促されます。
このとき、OKボタンは押さないままにしておきます。
この状態で、ユーザー固有のフォルダから、セットアッププログラムの中間フォルダを探しだします。

私の場合、常時Administratorでログインしているので、下記のフォルダに中間フォルダが作成されていました。
C:\Documents and Settings\Administrator\Local Settings\Temp\IXP396.TMP(フォルダ)

パスの最後のフォルダは、iTunesのマイナーバージョンにより違う可能性があります。おなじ名前のフォルダが存在しない場合は、Tempの中に出来たフォルダのうち、名前がIXPで始まる、インストール実行時刻、つまり今の時刻に一番近いフォルダが、インストーラが展開した中間フォルダと見なす事ができます。

このフォルダをどこか任意の場所にコピーしてください。コピーが完了したら、エラーダイアログのOKボタンを押して、インストールを終わらせて(中断させて)ください。

待避したフォルダの中には、以下のMSIおよびEXEが含まれているはずです。
AppleMobileDeviceSupport64.msi
AppleSoftwareUpdate.msi
Bonjour64.msi
iTunes64.msi
iTunesSetupAdmin.exe
MobileMe64.msi
QuickTime.msi

今回、msiの内容を書き換える必要があるのは
AppleMobileDeviceSupport64.msi
iTunes64.msi

これらのMSIファイルです。

次に、Orcaを使って、OSチェックを無効化します。

まず、iTunes.msiファイルをOrcaで開いて、左側のペインから、「LaunchCondition」を選択し、右クリックで「DropTable」します。LaunchConditionはインストーラが起動可能な環境かをチェックするシーケンス(ないしユーザー手順)ですが、無理矢理インストールしようというこの取り組みにおいては、一切不要なものです。

次に、左のペインから「InstallExecuteSequence」を選択する事で表示される右側のペインの行から「LaunchConditions」を探しだし、「DropRow」します。LaunchConditionが無くなったので、それに併せて、LaunchConditionを呼び出す箇所を削除してやる必要があるというわけです。

左ペインの「InstallUISequence」を選択し、同様に、「LaunchConditions」を「DropRow」してやります。

編集が終わりましたので、iTunes64.msiを上書き保存し、閉じてしまいます。

AppleMobileDeviceSupport64.msiも、iTunes64.msi同様にOrcaを使って、LaunchConditionのテーブル削除と、参照を削除します。

以上の手順を終え、編集したiTunes64.msiをダブルクリックで実行したら、WindowsXP x64でitunes8が動作するようになりました。(すくなくとも私の環境では)

やれやれ・・・

2009年4月13日月曜日

honoluluで行く予定のところ

ダイヤモンドヘッドの朝日
エッグスンシングス
ラニカイ 天国の海
タンタラスの丘(今回は自力で)
チャイナタウン コンドの食材探し

2009年3月8日日曜日

Zumodrive導入

まさに、こんなサービスを求めていました。
これでクラウド上に音楽ファイルをおいておけば、音楽ファイルサーバが、まさにクラウドで実現するかも、と、期待してます。

2009年2月12日木曜日

InfoQ: TOGAF 9のリリース

InfoQ: TOGAF 9のリリース
こんなものが有る事を知りませんでした。
「アーキテクチャの受け入れ、生産、使用およびメンテナンスを支援するスタンダード」とあるが、イメージがわきません。

時間がある時に見てみたい。

2009年2月6日金曜日

Bug ID: 6519127 Vista: user.home property not set correctly

Bug ID: 6519127 Vista: user.home property not set correctly
user.homeのディレクトリパスが正しく取得できないというバグの様です。

ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの提携は「責務放棄」--MVNO協議会が猛反発:モバイルチャンネル - CNET Japan

ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの提携は「責務放棄」--MVNO協議会が猛反発:モバイルチャンネル - CNET Japan

気になるが、意味がよく分からない。
時間がある時もう一度よく読んでお偉いさんの意見を理解しようと思う。

電波免許をうけた通信事業者は、他の事業者の回線を借りてビジネスにするな、という、謎のルールが有ったようです。
ユーザーに取っては、お偉いさんが単なる難癖をつけているの構図しか見えない。
ソフトバンクが、EMobileの様子を見て、これはいける、と判断して協業、という流れととらえるのが、自然な見え方だと思うが。
猛反発の行方が気になる所です。(実際、反発しているのかな・・・)

追記
いろいろ調べてみると、本来の携帯電話通信事業で、エリアの拡大をおろそかにしたまま、PC通信定額制のようなIT系サービスに先鋭化していく事は許さない、と、いう事のように見えてきた。

考えられない。アメリカでは、むしろ市民からMVNO協議会にクレームが付いてもおかしくないよこれ。
電波事業者は社員の飯の種を放棄してでも電波をのばす事を考えろ、コスト最適化の企業努力をするな、と言っている?

2009年2月2日月曜日

Googleが壊れた。インターネット全体をマルウェアと判定

1/31のGoogleは確かにおかしかった。
どうやら障害だったようです。

Googleが壊れた。インターネット全体をマルウェアと判定

日本では、55分間ほど使用できなかった時間がありました。

2009年1月31日土曜日

ニューヨークで行き忘れたところ

昨年旅行したニューヨークで行き忘れたところ一覧
ミートパッキングディストリクト
フェデラルホール
ブルックリンブリッジ(橋を渡ってない)

クラスを一つ落として

また英会話教室に通います。
応用情報処理の試験勉強もあるし、ほかにもとらなければならない試験もあるし。
授業について行くための勉強もあって、やむなしの選択です。

2009年1月1日木曜日

「パブリックに関するダメな議論、もしくは感謝」を読んで

これなのですが

書いている事の意味がさっぱりわからない。なにに腹をたてているか理解できない。
私自身はごく一般的なエンジニアのつもりだが、その私にも理解できるようにも書かれていない。私と同レベルの愚かな大衆に向き合っていない。

いろいろ書いてはいるが、極論すれば、「OSSに関わらない人間がパブリックを語るなかれ」「梅田よ、なぜパブリックに貢献する俺にスポットを当てない」と言いたかったのだろうか。

OSSで黙々と実績を出している人の名を挙げていない事について書いているが、これは効率性という点で梅田を責められない。
それは、こなした実績と、大衆に伝わる(伝わりやすい)発言とが対になった人がいたら、その人の例を挙げたほうが、遙かに効率的にメッセージを伝えられる、という理由から。
パブリックに貢献した人について文章を書こうとした時、その登場人物は誰だと考える。
実績だけが存在し、その実績について、一般的には分かり易い発言や発言そのものを残していない人物について書こうとすると、自分で掘り下げて調べるしかない。
一語一区細かく正確に調べ上げて記述しないと、ネットで批判される事は目に見えているし、調べだけをやたらと綿密にしても生産性が低いので、バランスの良いところを選択せざるを得ない。でないと、本当に伝えたい事がどっかに飛んで行ってしまう。これは凡庸な大衆と向き合い、エンジニアリングに疎い人種と向き合い、かつ、ネットというものが存在する以上、無視できない制約条件だと思う。

そして、OSSを語る上で、万人に理解できる言葉で発言できない、しようとしない人たちについては、とりあえず無視する事を考えるか、大人として仲介役をかって出る事を考える。まぁ、少なくとも貢献はしているので、完全に無視は出来ず、前者は選択できない。
悲しいかな、エンジニアリングで比較的ベテランの、私のような層の多くの人間が、その大人な仲介役の世話になっていて、その上にあぐらをかいている部分もありはしないか。
パブリックな概念とは、私を含めた凡庸な大衆に向き合って発言できるかどうかを規定するもの。
手を動かしてコツコツやるのは、後にくるパブリックな発言に向けたあくまで私的な活動として、納得するしかないのではなかろうか。

さて、dankogai氏、援護射撃とかいって幾分ヒロイズムを感じているようだが、実際には子供のおもりに近い。普通OSSに参加している人は、貢献してるから認めてほしい、などとは考えず、コードを書くのがただ楽しいから参加しているだけ。楽しい事をやっているのに、ねぎらいがほしいというのは、幼稚な考え方と言うしかない。
それに、ビルゲイツについて書いた事を揶揄しているが、新潮2009の読者層を考えればしょうがないだろうに。