2009年12月3日木曜日

移動カード決済サービス 「Square」

Twitter日本の有料サービスがあまりにも考え無しな事にあきれ果て、

要はあれだ。
海外でいえば、アシュトン・カッチャーのつぶやきを見るには、サーバとクラウドのパスワードを”password"にしてしまう会社に、個人のクレジットカード情報を預けておく必要がありますよ、という事です。

などと書いてしまった手前、非常にバツが悪いのだが、Twitterのファウンダーの一人Jack Dorseyが、非常に画期的なクレジットカード決済の仕組みを作ってしまった。その名もSquare。

http://jp.techcrunch.com/archives/20091201jack-dorsey-square/

iPod touchやAndroidなどの主要携帯端末にカードリーダを取り付け、まさに実物のクレジットカードを使って決済できるというサービス。
このサービスの画期的なところは、「高価なクレジット決済端末を導入する必要が無い」事、「ウェイターの手元で決済ができる」事、この2点だといえます。

店側でクレジットカード決済できるようにするには、店側が顧客のクレジット決済の手数料を肩代わりして支払うほかに、高価なクレジット端末を導入する必要があります。まぁ、カード支払いの頻度が比較的少ない店舗はカード決済手数料を請求される場合も有りますが、複数のカード会社に対応したカード決済機を店側が購入したり借りたりする手間を考えると、カードが使えない事に対してお店に不平不満をいう事はできません。
Squareなら、iPodTouchさえあればお客さんにカード決済サービスを提供できるという事です。「高価なクレジット決済端末を導入する必要が無い」事は、新興・小規模小売店にとって大きなメリットとなります。

2つめのメリットとして、アメリカのレストランのようにテーブルに1人付くウェイターが、カード決済の際に、いちいちレジブースに行き来しなくとも、その場でカード決済をしてくれるようになります。
海外の大きめのレストランでカード決済してもらった時、いつまでたってもウェイターがテーブルに戻ってこなかった経験が有りませんか。
あれは、レストランに2-3台しかないクレジット決済機を取り合い、クレジット決済機が空くまで待たされている為です。
Squareを使えば、ウェイターがレジブースに移動する手間を省くことができるばかりか、仮に店内の全ウェイターが一度にカード決済のリクエストしても、クラウド上に存在するサーバによって多数の決済要求を受け付け、同時並行で決済サービスを完了させる事ができ、決済機が開くまで待つ必要がなくなるという事です。

「ウェイターの手元で決済ができる」事は、お客さんにとってもメリットですが、ひいては店側にとっても顧客の回転率を上げるというメリットにつながります。ただこれは、日本のようにレジ前でカード決済を律儀にだまって待つような土地柄・風土では例外ですかね。

日本でサービス開始予定は判りませんが、カード決済のパラダイムを変える発明かもしれません。大ヒットサービスになる予感がします。

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