2009年6月21日日曜日

WindowsXPx64でiTunes8

iTune8は64ビットに対応しているらしいという事で、「やっと64ビットが一般化する日がくる」と感激したものです。

ダウンロード後セットアップして見ましたよ。したら、「WindowsXP SP2以降に云々」とエラーとなりインストールは中断。どうやら、64ビットに対応といっても、Vistaの64ビットだけだったようです。あるいは、インストーラに、きちんとしたOSバージョンの判断が実装されていないよいうです。

困り果てていたところ、以下のサイトを見つけました。
http://yukichigai.googlepages.com/iphonex64
(英文サイト)
上の情報を参考に、我がWindowsXP x64に無理矢理iTunes8を入れてみました。

手順は以下の通りです。

・iTunes8のインストーラを実行し中間ファイル(MSIファイル数個)を待避する
・Orca(ttp://support.microsoft.com/kb/255905/ja)でmsiを編集しOSチェックを除外する
・インストールする

まず、iTune64bitバージョンのインストーラをダウンロードする必要がありますが、日本語版Appleのサイトには、なぜかリンクが無い。
64ビット版Windows Vistaは、iTunes 8 64ビットインストーラが必要

で、どこに有るのかが記されてない・・・。

しょうがないので、USAサイトからリンクを探し出します。それが以下です。

http://support.apple.com/downloads/iTunes_8_2_for_Windows__64_bit_

上記のアドレスからセットアップモジュールをダウンロードして、まずはセットアップを一回実行します。
「WindowsXP SP2以降に云々」とエラーが表示されます。OKボタンのクリックを促されます。
このとき、OKボタンは押さないままにしておきます。
この状態で、ユーザー固有のフォルダから、セットアッププログラムの中間フォルダを探しだします。

私の場合、常時Administratorでログインしているので、下記のフォルダに中間フォルダが作成されていました。
C:\Documents and Settings\Administrator\Local Settings\Temp\IXP396.TMP(フォルダ)

パスの最後のフォルダは、iTunesのマイナーバージョンにより違う可能性があります。おなじ名前のフォルダが存在しない場合は、Tempの中に出来たフォルダのうち、名前がIXPで始まる、インストール実行時刻、つまり今の時刻に一番近いフォルダが、インストーラが展開した中間フォルダと見なす事ができます。

このフォルダをどこか任意の場所にコピーしてください。コピーが完了したら、エラーダイアログのOKボタンを押して、インストールを終わらせて(中断させて)ください。

待避したフォルダの中には、以下のMSIおよびEXEが含まれているはずです。
AppleMobileDeviceSupport64.msi
AppleSoftwareUpdate.msi
Bonjour64.msi
iTunes64.msi
iTunesSetupAdmin.exe
MobileMe64.msi
QuickTime.msi

今回、msiの内容を書き換える必要があるのは
AppleMobileDeviceSupport64.msi
iTunes64.msi

これらのMSIファイルです。

次に、Orcaを使って、OSチェックを無効化します。

まず、iTunes.msiファイルをOrcaで開いて、左側のペインから、「LaunchCondition」を選択し、右クリックで「DropTable」します。LaunchConditionはインストーラが起動可能な環境かをチェックするシーケンス(ないしユーザー手順)ですが、無理矢理インストールしようというこの取り組みにおいては、一切不要なものです。

次に、左のペインから「InstallExecuteSequence」を選択する事で表示される右側のペインの行から「LaunchConditions」を探しだし、「DropRow」します。LaunchConditionが無くなったので、それに併せて、LaunchConditionを呼び出す箇所を削除してやる必要があるというわけです。

左ペインの「InstallUISequence」を選択し、同様に、「LaunchConditions」を「DropRow」してやります。

編集が終わりましたので、iTunes64.msiを上書き保存し、閉じてしまいます。

AppleMobileDeviceSupport64.msiも、iTunes64.msi同様にOrcaを使って、LaunchConditionのテーブル削除と、参照を削除します。

以上の手順を終え、編集したiTunes64.msiをダブルクリックで実行したら、WindowsXP x64でitunes8が動作するようになりました。(すくなくとも私の環境では)

やれやれ・・・

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